「何を書いたら良いかの分からない」「就業経験が浅く書く内容がない」
職務経歴書は履歴書のように決まった型というものがなく、自分をアピールできる幅は広いのですが、その分書くことにも悩みます。
しかし、書き方のサンプルや参考にできるものがたくさんあります。それを活用して職務経歴書を書いていきましょう。
ここでは第二新卒の方向けに、職務経歴書を書く時のポイントについて紹介していきます。
職務経歴書のフォーマットは自由
フォーマットは基本的に自由です。しかし読みやすさはかなり重要なのでしっかりと項目を分けて読みやすさを重視して書きましょう。
転職サイトに登録すると、職務経歴書のひな形のようなものをもらえたりするので、それをそのまま使うことをお勧めします。
職務経歴書に書くべきことは
- 職務経歴
- 自己PR
- 志望動機
主にこの三点になります。また職務経歴書では履歴書で要点だけを書いた内容についてより詳しく書いていきましょう。
次では、具体的にどんなことに注意して書いていけばいいのかご紹介します。
職務経歴書は第一印象が大切
自分をアピールしたいが為に色々なことを書きたくなりますが、毎日何枚もの職務経歴書を読まなければいけない採用担当者がその内容にすべてを読んでくれるとは限りません。
パッと見ただけでどこに何が書かれているのか、前職ではどんな業務をしていたのか、志望理由は何かなどがすぐに見つけるように書きましょう。
抽象的な表現は避ける
「多大な成果をあげた」「熱意を持って取り組んだ」といったような抽象的で感覚的な表現は使わないようにしましょう。
こういった抽象的な表現を使う人は意外に多く、また、読んでもまったくピンときません。
他に人と差をつけるために「売り上げを10%上げた」といったように数字を出すなどして具体的な表現を心掛けましょう。
また人格やスキルは経験に裏付けれていないと説得力ありません。
職務経歴よりも自分の人間性を重点的にアピールする
どんな仕事をしてきたのかを書くのはもちろん大切ですが、それよりも自分がどんな人間なのかをアピールしましょう。
採用側は経験・スキルよりも人間性に注目する
第二新卒の場合、採用側も職務経歴が浅いことは知っているためどんな仕事をしてきたのかよりも、「やる気」「積極性」「謙虚か」「ポテンシャル」これらを見ています。
- 何に打ち込みどのような成果を出すことができたのか
- 仕事に対してどのような姿勢で取り組んできたのか
- どんな考えを大事にしているのか
- どんなビジネスマンを目指しているのか
これらを重点的に記入していきましょう。
第二新卒としての強みをアピールする
第二新卒の強みは「社会人として最低限のマナーが身に着いている」「新卒同じようなフレッシュさがある」といったことあげられます。
フレッシュさについては年齢で判断できるので特に気にする必要はないでしょう。しかし「社会人として最低限のマナーが身に着いている」ことはしっかりとアピールしていきましょう。
具体的には
「ビジネスマナー研修に参加しました」
「一日○○件の電話対応をしました」
といったことを書いておくといいでしょう。
キーワードをちりばめるようにして書く
自己PRや志望動機を書くときは目に留まり易そうなキーワードをしっかりと書いていきましょう。
採用担当者のほとんどは職務経歴書をすみずみまで読んでいない
ワークポートが採用担当に行った調査によると職務経歴書をすみずみまで読む採用担当者は3割にも満たないそうです。多くはざっと読むだけか、キーワードだけを拾い読みするだけなのです。
※採用担当者のホンネ調査 ~採用の常識・非常識~
ざっと読んで自分のことをしっかりと理解してもらうためにも、目に留まるようなキーワードをしっかりと盛り込んで書いていきましょう。
どんなキーワードを書くべきか
具体的には
「~を工夫しました」
「~を目標にしました」
「~を達成しました」
「~のスキルを身に着けました」
このように書くと、工夫したこと、目標にしたことなどが目に留まります。
他には数字を入れたり、カタカナ語を時々盛り込んで目に留めてもらえるように工夫すのも一つの方法です。
徹底的に読む側の立場になる
徹底的相手の立場になって、読みやすい・見やすい職務経歴書を作成することが大切です。
レイアウト、文字の大きさ、構成。また自分がアピールしたいことがしっかりと目にとどまるようにかかれていのか。それらをしっかりと考えながら作成しましょう。
飾りすぎてはいけない
「転職先をいち早く決めたい」そんな思いから、自分をよく見せようとすることはありがちなことです。
しかし、焦って自分の合わない企業に入社してしまい、また1年や2年で辞めることになってしまっては転職する意味がありません。
嘘は自分のためにも採用側のためにもならない
転職の目的は本当に自分が求める働き方をするためです。
ワークラフバランスを重視するために退職したのに、採用担当者に好かれようと「仕事が楽しければ残業は苦になりません」とアピールしてしまい、休日出勤当たり前のベンチャー企業に入社することになってしまっては転職する意味がありません。
採用側も長く働いてくれる人を求めています。
ありのままの自分を紹介して、それで落とされる企業は自分に合わないということなのですから、無理に嘘をつき内定をもらいにいく必要はないのです。
最後に必ず確認する
さいごに誤字脱字がないか、アピールになる経歴を書き忘れていないか必ず確認しましょう。
また出来れば第三者に添削してもらうのが理想です。主観だけの文章だと相手にしっかりと自分が伝えたいことが伝わるように書かれているかわかりづらい場合があります。
※そのほか、以下のページでも職務経歴書の書き方を解説しています。

職務経歴書は転職エージェントに添削してもらう
作成した職務経歴書はできれば転職エージェントに添削してもらうようにしましょう。
転職エージェントを利用すれば、プロのキャリアアドバイザーが企業に伝わりやすい職務経歴書になっているか、間違った表現を使っていないかなどをチェックしてくれます。
第二新卒エージェントneo:優良企業だけを紹介してもらえる第二新卒専門エージェント。対応が親身なのが特徴。
doda:大手マイナビの20代向け転職エージェント。
パソナキャリア:約4万件の求人を保有する大手総合転職エージェント。サポートの質が高いことで定評がある。
※転職エージェントまとめ

「書類選考ナシ」で面接を受ける方法とは?
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