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6つの疑問から解説する自己啓発セミナーとは?|実体験から解説

僕は以前、月2回のペースで自己啓発セミナーに参加していた。自己啓発セミナーといっても色々があるが、ここでは僕の実体験を振り返り、「自己啓発セミナーはどんな感じなのか?」という疑問について解決していく。

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【はじめに】筆者が実際に参加した自己啓発セミナーについて

自己啓発セミナーといって千差万別なので、最初に僕が参加していた自己啓発セミナーについて説明しておく。参加していたのは、「東京社会人アカデミー」が開催しているセミナーだ。

以下の簡単な詳細だ。

参加していたセミナーの詳細

主催:東京社会人アカデミー
参加費:3000円
所要時間:3時間ほど
場所:都内の講演会場(300人規模から1000人規模など様々)
曜日:土日・祝日のいずれか
登壇者:毎回違う(書籍を出版した人がほとんど)

結論から言うとこれはまったく怪しいセミナーではない。「東京社会人アカデミー」は月に1回ほど、著名な人を招いてセミナーを実施している団体だ。

Tokyo Shakaijin Academyでは、 「人生を豊かにする社会人大学」として、「どこにいっても通用する一流のビジネスパーソンになる」 をテーマに多彩な学びの場を提供しています。

東京社会人アカデミー公式サイトより

セミナー参加から解散までの流れ

以下がセミナー終了までの一連の流れになる。

  1. 会場につく
  2. 参加費を支払ってチケットをもらう
  3. 入場(受付でチケットを渡して入場する)
  4. 着席(会場にはパイプ椅子がずらっと並んでいるので、好きな場所に着席する)
  5. セミナー開始(本を出版している人など著名な人が登壇する。途中、隣の人と今日の意気込み的を話を合う機会がある。これはセミナー終盤にも)
  6. セミナー終了
  7. 退場

途中、隣の席の人と話し合う時間が設けられている。たとえばセミナーに参加した理由やセミナーの感想を話し合う機会がある。

その他は基本的に登壇者の話を聞いているだけで、全体で2時間くらいで終わる。終わったらさっさと帰るだけで、高額な情報商材のセールスなどは一切なし。

疑問1:自己啓発セミナーではどんな人が登壇するのか?

僕が参加していた自己啓発セミナーでは、自己啓発本を出版した人が登壇する。

本を出版した人が登壇する

全部で7回くらいは参加したが、毎回登壇者は本を出版した人であり、どこの誰だかわからない変な成金が登壇した回は一度もない。

ネットで検索すれば、経歴やプロフィールが出てくるような割と著名な人であり、話を聞く限りでは、人間的にもしっかりした人だ。

こういった著書を出版している人やネットにプロフィールがある人が登壇する自己啓発セミナーであれば、基本的に問題ないだろう。

一方で、登壇者の名前がわからない、ネットで検索してもまったく情報がでてこないなど、登壇者の素性がわからないセミナーは注意したほうがいいかもしれない。

疑問2:自己啓発セミナーはどんな雰囲気なのか?

一言でいうなら、「異様なほど活気がある」だ。

活気はあるが、普通ではない

正直、雰囲気は異様です。初めて参加した時は、「何かの宗教かよ」と思った。参加者が信者っぽいのだ。

まず相槌が大袈裟な人が多い。「うんうん」「なるほど~」と普通の声を出して相槌を打つ人がたくさんいる。さらにまったく面識のない隣の人が急に、「たしかにそういうこともありますよね~」といったように、しゃべりかけてくることもある。

正直、驚く。最初参加した時は驚きの連続だった。

また登壇者がちょっとした冗談をいうと、みんな大袈裟すぎるほど笑う。急に手を叩いて笑い出す人もいる。

些細な冗談がドカンと受け、会場が笑いに包まれることもある。これだけ笑いが取れれば登壇者もさぞ気持ちいいだろう。参加者としてはちょっと気持ち悪いが。

良くいえば非常に活気がある、悪くいえば非常に宗教的。ただ、実際はヤバいセミナーだったわけではなく、意識高い人が多かっただけのようだ。

疑問3:どんな人が自己啓発セミナーに参加しているのか?

簡単に説明すると、自己啓発セミナーには意識高い人がたくさん参加している。

意識高い人が参加している

意識高い人とは具体的にどんな人なのか? 具体的には以下のような人だ。

  • とてもフレンドリー
  • とてもポジティブ
  • 目標や野望を即座に答えられる
  • やたらハキハキしている

ここに上げたすべての要素を持っている、もしくはどれかを持っている人がほとんどで、そしてキラキラしている。

先にも書いた通り、僕が参加していたセミナーは隣の人としゃべる機会がある。たとえば、「セミナーに参加した動機を隣の人とシェアしましょう!」といった時間があるのだが、周りの人は目をキラキラさせながら、「将来は独立したい」「今年は新しいことに挑戦したい」「自分のファンを増やしたい」など、目標や理想をストレートに語ってくる。

初対面の人に自分の夢を堂々と語るなんて普通はできるだろうか。

ちなみに僕は、「誘われたので参加しました」などと意識低い回答をするのだが、「そうなんですね。このセミナーに誘ってくれるなんて、いい友人ですね」とポジティブに応答してくれる。その優しさ、ポジティブさは怖くなるほどだ。

しかしながら、正直、悪い人やウザイ人、鼻につく人など、接して気分が悪くなるような人はこれまで見かけたことがない。二言目には愚痴をいったり、ネガティブな発言で周りを疲弊させるような人よりは、よほど付き合いやすいかもしれない。親密な仲になるのはごめんだが。

子連れで参加する人も

驚いたのは子連れの人がいたことだ。子供をあやしながら、子供が騒ぎ始めたらいったん退出するなどしていた。時々会場に鳴き声が響くこともあったが、嫌そうな顔をする人は誰もいない。親は大変そうではあったが、子供と一緒に参加できるセミナーは、とてもありがたい場だろう。

前述の通り、僕が参加していたセミナーは決して怪しいものではない。参加費は一般的だし、余計なものを売られることもない。

それで本を出版するような著名人の話を聞けるのだから良いものだ。参加者は信者的だが。

疑問4:自己啓発セミナーでは何を学べるのか?

平社員で終わる人、出世していく人、退職して起業する人の違いとは?

僕が参加していたセミナーは自己啓発本を出版した人が登壇するので、学べるのは自己啓発本に書いてある内容だ。

たとえば、夢や目標を実現するための考え方やマインド、理想の状態に近づくための考え方やマインドなど。

セミナーのほうが学びは多い

「自己啓発本と同じ内容なら参加する意味なくない?」と思うかもしれないが、しかし、本よりもセミナーのほうが多くの学びがある。これは断言できる。

たとえば登壇者によっては、本に書いていない小話を話してくれたり、また隣の席の人から、ためになる情報を教えてもらえることも。

モチベーションが高い参加者と会話したり、一緒にセミナーを聞いたりしていると、自分もどんどんモチベーションが上がるのだ。

自己啓発本を読むよりも、格段に人生・仕事に対するモチベーションは上がるといえる。

ただし知識は増えない

自己啓発セミナーや、自己啓発本で得られるのは、「考え方」だ。マインドとも言われる。理想の自分に近づくための考え方、目標を達成するための「考え方」は学べるが、具体的な知識はほとんど身につかない。

たとえば収入を倍にしたい場合、その理想を叶えるための考え方は学べるだろう。「行動する」「挑戦する」「目標を具体的にする」など。

一方で、収入を倍にするために具体的な方法は学べない。転職したほうがいいのか、副業したほうがいいのか。副業するとしたら、どんな副業がいいのか。どんなジャンルなら稼ぎやすいのか。

こういった具体的な知識は教えてもらえないので、自分で調べ実行する必要がある。

疑問5:怪しい情報商材や物品を売られることはあるのか?

僕が参加したセミナーでは、変な商材を売られることはなかった。本を出版した人が登壇していたので、その人の著書が会場では販売されている。

またセミナー中で、「私の本買ってください!」と登壇者が冗談交じりのお願いすることもあるが、「ヤミ金ウシジマくん」に出てくるような数万、数十万もするわけのわからない商材を売られることはなかった。

一方で、世の中にはネットワークビジネスの勧誘があったり、宗教的な内容だったり、怪しいセミナーもあるようだ。

自己啓発セミナーを正しく理解できる!くわしい解説6つ
「自己啓発セミナー」と聞くと、どんなイメージを浮かべるでしょうか? そもそも「自己啓発セミナー」とは? 多くの自己啓発セミナー参加者とかかわった体験をふまえて、自己啓発セミナーの実態をお伝えします。詳細はクリックして、記事をご覧ください。

「絶対に儲かる話」なんて存在しないと心得ておく

こういう言葉がある。

ウマい話は、君のところにはぜったいこない。

ほんとうにウマい話なら、自分で投資するに決まっているから。だから、ウマい話はすべて無視すればいいのだ。

出典: 人生は攻略できる 橘玲著

基本的に、本当にウマい話は自分の懐に転がってくることはない。「絶対儲かる」と言われた、それは絶対に嘘だと考えていい。これだけは、今回覚えてもらえればと思います。

疑問6:結論、自己啓発セミナーは参加すべきなのか?

気になるセミナーがあるなら一度は参加してみるべきだろう。どんなセミナーであれ、実際に参加してみないと、ためになるかどうかわからない。ためにならないなら二度と参加しなければいい話だ。

ただし、万単位の高額なセミナーと、無料のセミナーには注意したほうが良い。

万単位の高額な自己啓発セミナーには注意

「有料だから安全」というわけではありません。とくに万単位の高額な自己啓発セミナーには警戒すべきだ。

僕も一度、5万円のセミナーに誘われたことがある。主催者とは面識もあり、ある程度信頼できる人だったのだが、単なる自己啓発セミナーに、5万円はどう考えても高額だ。

学べることは、どうせ自己啓発本に書いてある内容。「セミナーの場合、参加者との出会いがある」という特典があるにしても、3000円、5000円までが妥当な値段だろう。

さすがに1万以上は高すぎる。どう考えても、参加することにそれ以上のリターンがあるとは思えない。

万単位の自己啓発セミナーに誘われた時は注意したほうがいい。「自己投資だ」「チャンスを逃すな」などと勧誘してくるかもしれませんが、よくよく考えるべきだ。迷ったら不参加が一番安全だろう。

【終わりに】危ない自己啓発セミナーの3つの特徴

最後に付録として、「こんなセミナーは気をつけた方が良い」「参加する価値がない」というセミナーの特徴を紹介する。

1:無料のセミナー

参加費無料のセミナーは定番だが、これは注意する必要がある。なぜなら余計なものを売りつけられるからだ。

セミナーは無料で開催できるものではない。会場を借りるのも運営スタッフを雇うのも、登壇者を招くのにも金がかかる。

参加費が無料なら、主催者は別の方法で利益を出さなければいけない。たとえば高額な情報商材を売ったり、物販をしたり、別の有料セミナーへ勧誘したり、別のモノ・サービスを販売することで、セミナーの開催にかかる費用を回収するわけだ。

完全無料の自己啓発セミナーは1つとして存在しないと考えていい。主催はかかった経費を参加費、もしくは商材の販売することで、必ず回収しにくる。「完全無料の自己啓発セミナーなど存在しない」ということは絶対に覚えておくべきだ。大切なお金と時間を無駄にしないためにも。

2:高額なセミナー

無料のセミナーがある一方で、超高額な自己啓発セミナーも存在する。たとえば、1日で5万、時には10万を超えるセミナーも。

しかしこの世にそんな価値のあるセミナーが存在するだろうか。僕はそういった高額なセミナーに参加した経験はない。誘われたことがあるだけなのだが、調べてみる限り、そういったセミナーには、金額ほどの価値はないと思う。

今は多くの情報をネットで入手できる時代だ。図書館にいけば、膨大な量の本を無料で読むことができる。1000円出せば一生あっても観きれないほどの映画、アニメをネットで観ることができる。知識だって教養だって安価で手に入る時代なのだ。

もちろん本やネットから必要な情報を探すのは時間がかかるだろう。自己啓発セミナーに参加すれば、必要なエッセンスだけを抽出して教えてくれるかもしれない。

しかしそういった表面的な薄っぺらい情報は、自己啓発本で入手できるものだ。わざわざ高額なセミナーにいかなくても十分に入手できる。気になるテーマの自己啓発を3冊くらい読んでおけば事足りる。

自己啓発本など1冊1時間くらいで読み終わるものなのだから、自己啓発セミナーに参加するよりもはるかにコスパがいい。余ったお金で海外旅行をすれば、さらに貴重な経験も手に入る。

そもそも高額な自己啓発セミナーを主催する人は、色々な理由をつけて参加させようとする胡散臭さがある。たとえば、「貴重な情報を得るには金がかかる」といったように。これは確かに正しいが、自己啓発セミナーで得られる情報が貴重かどうかは疑問だ。前述の通り、今はネットや本であらゆる情報を得られる時代だ。本を3冊読むだけでもかなりの知識が手に入る。またもしセミナーで、自己啓発本に書いてあることしか教えてもらえないのであれば、高い金を払ってセミナーに参加する意味は到底ないといえる。

他には「お金が出せない参加者を足ぎりし、質の高いセミナーにし、質の高い人脈を構築してもらうために高額にしている」と言われることもある。しかし、そもそも薄っぺらいセミナーで構築できる人脈などたかが知れている。マッチングアプリで、色々な価値観の人と出会ってみるほうが、視野を広げられるだろう。

長くなってしまったが、1日1万円以上するような高額なセミナーには、一切価値がないと僕は考えている。そういったセミナーに誘われたら、二つ返事で「ノー」と答えるようにしよう。

3:高額な情報情報商材を売りつけられるセミナー

もし情報商材(DVDやPDF、紙など)を売りつけられたらその時点で退出していいだろう。

情報商材を売りつける時点で、そのセミナーに価値はない。そのセミナーは情報商材を売りつけるための宣伝の場に過ぎず、家でテレフォンショッピングを観ているのと一緒だ。そんなセミナーに参加するくらいなら昼寝をして脳みそを休めた方がいい。

そしてもちろん、そこで売られている情報商材にも価値はない。情報商材の中身に価値があり、読めば金持に、幸福になれるのなら、その情報はすでに世の中に出回っているだろう。なぜなら今は承認欲求を満たしたい無数の人が、役に立つ情報を無料でどんどんシェアしてくれる時代だからだ。

役に立つ情報を入手した時、誰かに教えたり、ネットでシェアしたりしたことが、あなたにもあるだろう。今はそれを世界中の人がやっている。役に立つ情報はSNSやブログで一瞬にして拡散される。つまり、本当に価値があるものならすでに出回っている可能性が高いのだ。

出回っていない情報だとしたら、それは価値がないか、違法かだ。買わないことには情報商材の中身を確認することはできないが、買う価値がないことは買わなくてもわかる。